岩佐真悠子、全裸で全力疾走シーンに困惑も「いい経験になった」
女優の岩佐真悠子が20日、都内で行われた映画『受難』のトークイベントに原作者の姫野カオルコ、吉田良子監督と共に来場し、本作で見せた大胆な演技について語った。
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岩佐演じる主人公フランチェス子は、なぜ男女は付き合うのか、なぜセックスをするのかと悩み、悶々とする毎日を過ごす汚れなき乙女。本作は、そんな彼女の局部に人面瘡(そう)が現れ、奇妙な共同生活を送ることになるという大胆な内容だ。原作者の姫野によると、劇中で連発される女性器の名称を言える女優がおらず、映画化までに11年の年月がかかったという。
「それくらいのことで実現できないんだ」と悔しい思いを抱いていた姫野だけに、物怖じせずにそのセリフを口にする岩佐の登場には感動した様子。「わたしは岩佐さんがミスヤングマガジンで出てきたときから、グラビアを切り抜いていたんです。別の小説が映画化されるかもしれないというときに、岩佐さんを推薦したこともありました。結局、その作品は映画化されなかったのですが、代わりに『受難』に出てくれた。今でもウソのようです」と謝辞を述べると、岩佐も「わたしの方がありがたいですよ」とうれしそうに返答した。
また、本作には岩佐がフルヌードで全力疾走するシーンも登場。「もともとフルヌードはあるなと思っていた」という岩佐だが、「裸で全力疾走までは考えていなかった。次第にもしかしてこれって結構大変なことなんじゃないかと思うようになりました。でも、監督が一つ一つ丁寧に疑問を解消してくれたので安心でした」と述懐。
さらに「撮影したのが2月の終わりとか3月の頭だったので、寒さでそんなことを考える余裕がなかったというのもあります。全裸で全力疾走するなんて、そうそうあることではないので、そういう意味ではいい経験になったなと思います」と余裕の笑顔を見せていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『受難』は12月7日より公開