7度目の正直?テリー・ギリアム、諦め切れない『ドン・キホーテを殺した男』に着手!
2000年に撮影が開始されながらも、ドン・キホーテ役だったジャン・ロシュフォールの病気降板や、大雨によるセットの損失などで撮影は中断、その模様がドキュメンタリー映画『ロスト・イン・ラマンチャ』で描かれた未完の映画『ドン・キホーテを殺した男』に、テリー・ギリアム監督はまたしても挑戦するらしい。
ジョニー・デップが「ドン・キホーテ」に挑む!映画『ロスト・イン・ラマンチャ』場面写真
本作は、その後も何度か再挑戦を図られるも、完成には至らなかった。ギリアム監督は、クリストフ・ヴァルツ主演の最新作『ザ・ゼロ・セオラム(原題) / The Zero Theorem』が出品されたポーランド・ブィドゴシュチュでの映画祭で、「次の作品は?」とComingSoon.netの取材で聞かれ、『ドン・キホーテを殺した男』になるだろうと明かした。
ギリアムは、「またドン・キホーテに挑戦してみるつもりだ。次で7度目の挑戦だ。ラッキーセブンだな。まずは実現するかどうか可能性を見たい。わたしにとって、デフォルトのようなもの。早く作り終えて、厄介払いしたい」とコメントしている。
当初、ドン・キホーテの従者役で出演することになっていたジョニー・デップの降板後、ユアン・マクレガーの出演が決定していたが、その後キャスティングの最新情報は伝えられていない。(鯨岡孝子)