レディー・ガガ、露コンサート主催者に罰金刑
レディー・ガガが2012年12月にロシア・サンクトペテルブルクで開催したコンサートの主催者が、罰金刑に課されることが明らかになった。W.E.N.Nなど複数のメディアが報じた。この決定について、主催者側は上訴を予定しているという。
今回の裁判は、ガガが2012年12月に同地で行ったコンサートをめぐり、一般市民がコンサートを主催したPlaneta Plusを相手取って起こしたもの。同市民はコンサートに行った13歳の娘が、同性愛者による性行為やアルコール摂取を促すかのようなパフォーマンスにさらされたと訴えていた。
サンクトペテルブルク裁判所は、コンサートの内容が未成年を保護する法律に抵触すると判断し、主催者側に2万ルーブル(約6万円・1ルーブル3円換算)の罰金を支払うように命じた。また、原告側の市民に対しては、コンサートを目にしたことによる精神的外傷を理由に、数百万ルーブルの損害賠償を求めることができるとしている。
ロシアでは、今年6月に同性愛宣伝(ゲイ・プロパガンダ)禁止法が成立。同法の成立をめぐっては国内外の多くのアーティストの反対を表明しており、今回の裁判の行方が注目されていた。(編集部・福田麗)