鈴木京香、初エッセイを出版!「また書きたい」と執筆に意欲
女優の鈴木京香が22日、自身初のエッセイとなる「丁寧に暮らすために。my favorites A to Z」の出版を記念して講演会を開き、「自分の正直な思いを残せたらいいなと思いました」とエッセイを書いたきっかけを語った。
12月18日から上演される一人舞台「声」の稽古と並行して、本書を執筆したという鈴木。初めてだけに苦労も多いかと思いきや、鈴木は「忙しくて大変な時期でしたが、楽しかったです」と笑顔で語り、「まだこれも書けた、これもお伝えしたいということが増えて、また書きたいです」と執筆活動に意欲を見せた。
また本書には、鈴木自身が撮影した写真も多数掲載されており、中には「一人旅をしているときに、誰にも撮ってもらえないので撮っている」という自身の足の写真も。「Facebookでも足の写真を1日1枚アップさせていただいているんですが、よく『どうして足なの?』という質問を頂きます。その答えもエッセイに書いています」と鈴木は言う。
さらに、出身地である宮城県や幼い日の思い出に多く振れていることについて、鈴木は「(自分は)郷土愛の強い人間だと思っていましたが、こんなにもとは思っていませんでした。宮城に育てられたんだと思いました」と振り返る。そして、「震災の日以来、特にその思いが強くなりました。責任を持ってふるさとからもらった思いを伝えていかなきゃいけないと思っています」と故郷への思いを改めて語った。
本書は、鈴木の女優生活25年を記したエッセイ集。気持ちの良いスタイル、お気に入りの手料理、自慢の手土産、行きつけの店など、鈴木にとっての「好き」が収めてられている。鈴木は「一生懸命、楽しく書きました。拙くて恥ずかしいですが、多くの方に手に取ってもらえたらうれしいです」とアピールした。(取材・文:嶋田真己)
「丁寧に暮らすために。my favorites A to Z」は12月13日に講談社より発売 価格:1,470円(税込み)