『唇を閉ざせ』米版リメイクの監督決定か?フランス版はセザール賞4部門を受賞!
作家ハーラン・コーベンの小説「唇を閉ざせ」が、フランスに続きアメリカでも映画化されることが決定し、監督候補にギャヴィン・オコナーが挙がっていることがThe Hollywood Reporterほか複数のメディアで報じられた。
小説「唇を閉ざせ」は、妻エリザベスを惨殺された医師べックが、その8年後に受け取った妻の生存をにおわせる謎のメールに翻弄(ほんろう)されていくミステリー・サスペンス。2006年には同小説を原作としたフランス映画『唇を閉ざせ』が、ギョーム・カネ監督、フランソワ・クリュゼ主演で製作された。そしてこのたび、アメリカ版のリメイク作品に映画『プライド&グローリー』のギャヴィン・オコナーが監督への交渉に入ったようだ。
今作は映画『戦火の馬』、『ボーン・レガシー』のフランク・マーシャルが、ワーナー・ブラザースとユニバーサル・ピクチャーズの下で製作し、映画『アルゴ』のクリス・テリオが脚本を執筆することになっている。一時期、ベン・アフレックが主演兼監督候補に挙がっていたが降板した。
フランス版の作品は、セザール賞(フランスのアカデミー賞)で監督賞をはじめ、4部門を受賞している。アメリカ版ではどのように描かれるのか楽しみだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)