尾上菊之助、長男は「和史」と命名 跡取り誕生に満面の笑み!
歌舞伎俳優の尾上菊之助が29日、第1子となる男児が昨日誕生したことを受け、東銀座の松竹稽古場で会見を行った。長男は「和史」と命名したことを明かした菊之助は「和をもって生きてほしいと思い、妻と相談して名付けました」と語った。
「披露宴は来年の5月を予定しているので、そのときに(長男の)お披露目ができたらいいなと思います」と今後の予定を明かした菊之助。名門・音羽屋を背負って立つ長男ということで、「もちろん舞台に一緒に立てればいいなとは思います。しかし、わたしもそうでしたが、やはり親の背中を見てからですから。歌舞伎役者になるもならないもわたしの責任なので、しっかりやりたいと思います」と気持ちを引き締めているようだった。
今年2月に菊之助と結婚した瓔子(ようこ)夫人は、昨日28日午後5時57分に都内病院で長男を出産。「母子共に健康で昨日を迎えられて良かったです」とホッとした表情の菊之助は、出産に立ち会ったことを明かし「うちの嫁も非常に頑張ってくれて、産声を聞いたときは感動しました。(妻には)頑張ってくれてありがとうと声を掛けました」と笑顔満開だった。
また家族の反応についても「まずは両親(尾上菊五郎、富司純子)に報告しましたが、東京を離れていたため、母から『よくやった。(奥さんを)褒めてあげて』ときらきらのデコレーションが付いたメールが来ました」と報告。瓔子夫人の父である中村吉右衛門も病院に駆け付けたといい、「おめでとうと言ってくださいました。その後に一緒に写真を撮りました」と付け加えた。
また市川海老蔵、中村勘九郎と、歌舞伎界でおめでたが続いていることに触れた菊之助は「海老蔵君や勘九郎君からも電話をいただいて、同世代の役者ができてうれしいと言っていました」と報告。さらに勘九郎からは「(子どもは)本当に大変ですよ。セリフなんて覚えていられないですから」とアドバイスをもらったことを笑顔で明かしていた。(取材・文:壬生智裕)