来日中のシュワちゃん、スタローンとの再タッグ約束!共演作「たくさん撮る」
来日中のアーノルド・シュワルツェネッガーが3日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『大脱出』のジャパンプレミアに出席した。長年のライバルで盟友シルヴェスター・スタローンとの本格共演が話題の本作。お互いの関係についてシュワルツェネッガーは「昔は確かにライバルだったけど、今はコラボレーションもうまくいって友人になった。これからも、二人でたくさんの共演作を撮っていきたい」と語り、集まったファンを熱狂の渦に巻き込んだ。
通常は禁止されているファンの写真撮影を許可するなど、上機嫌でイベントに登場したシュワルツェネッガー。本作はスタローンのおかげで実現したことを明かし「スライ(スタローンの愛称)にまずお礼を言いたい。この映画は彼のアイデア。ある日彼から『やっといいシナリオを見つけたよ!』って電話があったんだ。何がいいのかを聞いたら『ついに俺と君がスクリーンでファイトできる映画だ』って言うんだ」と当時の興奮を告白。
そのときシュワルツェネッガーは「俺の方が勝つぞ」と伝えたというが、スタローンも「いや、実際やったら俺の方が勝つ。じゃあカメラの前でどっちが勝つかやってみようぜ」と応戦。「それでこの映画ができたんだ」と振り返ると「二人のファイトシーンはたくさんあるよ。スタローンはとても情熱的で、スタントも全力で挑むし、シナリオも描くし絵もうまいんだ。尊敬しているよ」と長年のライバルを称えた。
シュワルツェネッガーは今年公開された映画『ラストスタンド』で実に10年ぶりに映画主演に復帰。リタイアについては「60~65歳あたりになると、周囲の人々が引退はしないのかって聞いてくる。けど、なぜ引退しないといけないんだ?」と全くその気はない様子。「アクティブなことが好きなんだ。倒れるまでやるよ。絶対引退しない」と生涯現役を宣言してファンを感激させていた。
同作は、通称「墓場」と呼ばれる監獄要塞に投獄されたセキュリティーコンサルタントのブレスリン(スタローン)が、囚人たちのボスとして君臨するロットマイヤー(シュワルツェネッガー)と手を組み、脱獄に挑む姿を描くサスペンスアクション。(中村好伸)
映画『大脱出』は2014年1月10日より全国公開