「新・午前十時の映画祭」来年も開催決定!初の邦画ラインナップも
3日、「第二回 新・午前十時の映画祭 デジタルで甦る永遠の名作」の開催概要発表会が都内で行われ、全25作品のラインナップが発表された。今回より故・三國連太郎さんの『飢餓海峡』や、菅原文太の『仁義なき戦い』、高倉健の『幸福の黄色いハンカチ』など8作品の日本映画も上映されることがわかった。
往年の名作をもう一度劇場で鑑賞できる貴重な機会として映画ファンに愛されてきた同映画祭だが、日本映画・アジア映画がラインナップに加わるのは今回が初めて。特に高倉健の出演作は『飢餓海峡』『幸福の黄色いハンカチ』『ブラック・レイン』と計3本あることから、主催の映画演劇文化協会の副会長・高橋昌治氏は「文化勲章を受章した高倉健さんの作品が大きなスクリーンで観られるのはセールスポイントになるのでは」と期待を込めた。
そのほかのラインナップは、これまでに上映した作品の中から人気の高い作品を再上映する「再上映外国映画」枠より、『サウンド・オブ・ミュージック』『太陽がいっぱい』など6作品。アジア映画も加わり、新たに上映される「新セレクト外国映画」枠より、『オズの魔法使』『さらば、わが愛/覇王別姫(はおうべっき)』など11作品が上映される。
開催期間は2014年4月5日から2015年3月20日までの全50週間。1作品につき1劇場で2週間、全国52館のシネコンや映画館をローテーション形式で上映する。また、鑑賞料金はこれまでと同じ一般1,000円、学生500円となる。(中村好伸)
■新セレクト日本映画8作品
『飢餓海峡』『細雪』『幸福の黄色いハンカチ』『仁義なき戦い』『砂の器』『ニッポン無責任時代』『幕末太陽傳 デジタル修復版』『羅生門』
■新セレクト外国映画11作品
『あなただけ今晩は』『オズの魔法使』『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』『恐怖の報酬』『地上(ここ)より永遠に』『ゴースト/ニューヨークの幻』『さらば、わが愛/覇王別姫(はおうべっき)』『黄昏』『チャイナタウン』『ブラック・レイン』『旅情』
■再上映外国映画6作品
『サウンド・オブ・ミュージック』『シャレード』『スタンド・バイ・ミー』『スティング』『第三の男』『太陽がいっぱい』