ももクロ、チケット転売撲滅へ本人確認導入
人気アイドルグループ・ももいろクローバーZが、12月に開催するコンサート「ももいろクリスマス2013」入場時にチケット購入者の本人確認を導入することを、グループの所属事務所と公式ファンクラブANGEL EYES(AE)がオフィシャルサイトを通じて発表した。相次ぐチケット転売や譲渡行為を撲滅するための対策だという。
同サイトでは「今般のももいろクローバーZ公演のチケットを、インターネットオークションに出品したり、金券ショップに転売する等の行為が頻繁に見受けられる」と報告。そのため本公演では、入場時に公式ファンクラブ会員は会員証の提示、および購入者の身分証明書の提示による本人確認を実施することを明かした。
さらに同グループの公演チケットについてサイトでは「ご購入者ご本人にご覧頂くための販売に限らせて頂いております」と強調。ネットオークションや対面販売など方法のいかんによらず、第三者から購入したチケットや他人名義のチケットでの入場はできないと説明し「座席のご購入者名義(AE会員証データ、及び座席引換券に登録されたご名義)と実際のご入場者が異なる場合は、いかなる理由にもかかわらず、当日のご入場をお断りさせて頂きます」と断固とした姿勢を示している。
ちなみに、座席が記載されているチケットは公演当日に会場で発券されるため、事前に席番案内をすることもないといい「インターネットオークション出品の際に明記された『良席』等の席種案内は、全く信憑性の無い情報となります」とのこと。正規ルート以外での販売情報を信用しないよう注意を呼び掛けると「詐欺等の被害を未然に防ぐためにも、チケットは必ず正規の販売方法でご購入いただき、ご自身のチケットで、存分にライブを楽しんでいただけることを切にお願い申し上げます」としている。(西村重人)