Kinki Kids、二人そろって初アフレコ!光一はからみのアドリブに苦笑い
KinKi Kidsの堂本光一と堂本剛が6日、映画『ラッシュ/プライドと友情』の日本語吹き替え版アフレコ収録を行った。二人そろってアフレコをするのは、今回が初めてのことになる。
光一が演じるのは、自由奔放な天才と呼ばれた実在したF1レーサーのジェームス・ハント(クリス・ヘムズワース)。プレイボーイとして知られたハントだけに、「(女性との)からみのシーンがかなりあった」という。光一は「台本を読んだら(からみのシーンには)『AD』って書いてあったから、オーディオの略で元の音や音楽が入るんだと思っていたら、どうやらアドリブの略だったみたいで……」と苦笑い。それでも「しっかり頑張ってやりました」と自信を見せ、「吐く(嘔吐する)シーンも多かったんだけど、吐くのは上手みたいです」と胸を張った。
一方、剛は堅実でストイックな性格のニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)を演じる。剛は「肺の膿を延々吸引するシーンがあったんですけど、それはかなりうまかった」と自信満々。注目してほしいシーンには、光一に対抗するかのように「嫁とからんでいるシーン」を挙げ、「(相手がその場にいないのに)『待て! こらっ』とか言うシーンは笑いをこらえながらやっていましたね。全力でやるの、恥ずかしかったですよ」と振り返った。
光一はテレビアニメで声優を務めたことがあるが、剛が声優を務めるのは今回が初めて。「初日に収録したとき、誰の声も入ってなかったんでドッキリかなと思った」と不安もあったようだが、この日の収録を終え、光一から「(ラウダは)特徴的な人物なんで難しいと思いますよ。すごいなと思いました」と褒められると、「ありがたいですね。『ツヨ・ラウダ』!!」と調子に乗った。
しかし、この発言は大のF1ファンを公言している光一には到底受け入れられなかったようで、「(ツヨ・ラウダと呼ぶことは)F1ファンとして許せない!!」とぴしゃり。二人のやりとりに会場からは笑いが起こっていた。
本作は、ハントとラウダが壮絶なタイトル争いを繰り広げたF1史に残る“1976年”を映画化した、ロン・ハワード監督作品。性格もドライビングスタイルも正反対の二人のライバル関係と絆を、臨場感あふれるレースシーンと共に描く。Kinki Kidsは同作にイメージソング「Glorious Days ~ただ道を探してる」を提供しており、同楽曲は映画公開前にテレビCM内の一部で使用される予定だ。(取材・文:嶋田真己)
映画『ラッシュ/プライドと友情』は2014年2月7日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開