ジョナ・ヒル、役づくりのためにドラッグを試したかった
映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』での演技が絶賛されているジョナ・ヒルが、役づくりのために実際にドラッグを試したかったと語った。
ストーリーの中でジョナが演じるドニー・アゾフはクアールードと呼ばれる鎮静、催眠剤を使用する設定になっているが、ジョナは実際に効果を実感したかったのだという。
「必死にクアールードを探したけど見つからなかった。僕はドラッグに手を出す人間じゃないけど、どんな感じかを試してみたかったんだ」とコメント。クアールードは依存症を引き起こし、乱用が横行したため、1985年に製造が中止されている。
実際のドラッグを手に入れられなかったジョナは、専門家による指導と実際にクアールードを過去に使用したことがあるというマーティン・スコセッシ監督のアドバイスに従って演技をしたとのこと。
スコセッシ監督によると、このドラッグを使ったあとは、しゃべろうとしても口の中で言葉を形作れなかったそうだ。「舌、口、口蓋(こうがい)が思ったように反応しないんだ」と当時を思い出して語っている。
ジョナにとってレオナルド・ディカプリオは一番好きな俳優で、スコセッシ監督は一番好きな監督だそうだ。その二人と仕事をすることで、最初はかなり緊張したらしい。
「最初のリハーサルは僕ら3人だけだったんだ。一番のお気に入り俳優と監督と一緒に仕事をするんだから、僕にとっては威圧的な状況だったよ。でも、そういう気持ちはひとまず横に置いておかないといけなかった」とThe Hollywood Reporterに語っている。(BANG Media International)