和田アキ子、東日本復興への思い…チャリティー公演前に「ご意見番」封印
歌手でタレントの和田アキ子が11日、天王洲 銀河劇場で開催される東日本復興支援チャリティーコンサート「Song for You 2013」の本番前に報道陣の取材に応じ、復興に込めた思いを語った。
同コンサートは、東日本の復興支援を目的に、収益の全てを日本赤十字社に寄付するチャリティーイベント。開催にあたり和田は「自分にできることは何か、どうしていいかわからないことがいっぱいあるけど、一番はまず風化させないことだと思う」とコンサートの意義を説明する。
出演者には芸能事務所ホリプロ所属のタレントが顔をそろえており、和田は復興の思いに賛同して参加したキャストへの感謝と共に「本当に意義があることだと思う」とコメント。「まだ仮設住宅にいらっしゃる方とか、自宅に帰れない方とか、そんな人たちの力に少しでもなり、こういうことをやっているんだと、元気になってもらえればいいなと思います」と被災地への思いを込めた。
また今年45周年を迎え、デビューから46年目に入った和田は「自分もそうですが、誰もわたしが46年、歌を歌ってきているとは想像しなかったと思う。わたしもそう。聞いてくださる皆さまがいらっしゃるからわたしがいるわけで、特にここのところ感謝の気持ちでいっぱいです」とファンへ感謝の言葉を送っていた。
和田といえば「芸能界のご意見番」なだけに、報道陣も多く集まったこの日。しかし本人は「芸能界にたいしたことがないから、こんなに集まったんでしょ。今は猪瀬(知事)さんしか話題ないでしょ?」とちゃかす程度。「今日はそういうことを言うと自分の気持ちが違うところに向かうと思う。無で、白でステージに立ちたい」と口を閉ざし「今度その代わりサービスしてしゃべりますから」と申し訳なさそうに語り、その場を後にした。囲み取材には和田のほかにキャストを代表して榊原郁恵、今陽子、はいだしょうこも出席した。(中村好伸)
東日本復興支援「Song for You 2013」は12月25日にも天王洲 銀河劇場で開催