オール巨人に怒られていなかった!レイザーラモン裸ネタの舞台裏と敗因
お笑いコンビ・レイザーラモンのHGとRGが17日、都内で行われた映画『マジック・マイク』ブルーレイ&DVD発売記念イベントに出席し、15日の「日清食品 THE MANZAI 2013」決勝大会の舞台裏と敗因を明かした。
レイザーラモンは漫才中に衣服を脱ぐネタを披露し、話題をさらった。裸ネタは暗黙の了解でタブーというような風潮があり、脱ぐことには躊躇(ちゅうちょ)もあったようだが、怒られるのを覚悟でやりきった結果、審査員からは温かく迎えられたという。
同大会の最高顧問を務めたビートたけしには「ここはフランス座(※ストリップ劇場)じゃないんだから」と突っ込まれ、「俺は怒る」と発言していた審査員オール阪神・巨人のオール巨人からは「よくやったで。漫才の道にきてくれてありがとう」と声を掛けられたという。
残念ながらファイナルラウンドへの進出はならなかったが、その敗因をHGは「ネタを仕上げるより体を仕上げることに夢中になりすぎたから」と分析。とはいえ、決勝大会進出は大きな自信にもなったといい、RGは「ガチで勝ち上がりましたからね。波がきています。漫才をすることで二人の仲もさらによくなった」と手ごたえを口にし、HGも「しっかり漫才を見せられたので、今評判がとてもいい。自分たちは、そもそも漫才師。“ハードゲイ”も“あるある”も漫才のため。二人でやれるのがうれしい」としみじみ語った。
本作は、『G.I.ジョー』などのチャニング・テイタムの実体験を基に、絢爛(けんらん)なショーが繰り広げられる男性ストリップクラブに集うダンサーたちが自身を見つめ直す姿を描いた人間ドラマ。HGはニューハーフパブでハードゲイの勉強をしようとダンサーのバイトをしていた過去があり「この映画と同じようなことを自分もやっていた」と共感。「自分もゲイの皆さんに恩返しがしたい」と最近ゲイ雑誌の表紙を飾り、「少しでもおかずにしてもらえれば」とメッセージを送っていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『マジック・マイク』ブルーレイ&DVDは12月20日よりTSUTAYAでレンタル開始、2014年1月24日発売