日本は世界4位!サンタクロースへの手紙の数、母国フィンランドと並ぶ!
フィンランドからやってきた本物のサンタクロースが16日、新宿K's cinemaにて、セミ・ドキュメンタリー映画『サンタクロースがやってきた』の舞台あいさつを行った。年間100万通もの手紙が各国から届くというサンタクロースは、「日本からの手紙は世界の国をランキングすると第4位です。フィンランド(サンタクロースの母国)と同じ数の手紙が届きます」と明かした。
さらにサンタクロースは、日本の印象について「毎年来るんですが、大好きです。子どもたちはとても大切な友達です」と好印象のようで、「家族と友達と集まって過ごして」とクリスマスの過ごし方も指南した。
これからの時期は多忙を極めるサンタクロースだが、夏の間はオフシーズンかといえばそうではない。「トナカイがたくさんいるので、そのお世話をしています。クリスマスにちゃんと走ってもらえるようにしています」という。さらに「子どもたちが何を欲しいのか、届いた手紙を読み込んでいます」とクリスマス以外も忙しい様子。
そして「子どもたちも大人と同じように、家族やお友達など周りの人たちに優しくしていると、その優しさが自分に返ってきますよ」と子どもたちに訴えると、「本当にいい子にしていたらプレゼントが届くと思います」と夢のあるメッセージを送った。
本作は、ある女の子が持った「サンタさんは本当にいるの?」という疑問から始まった、サンタクロースの歴史をたどるセミ・ドキュメンタリー映画。サンタのふるさとであるロヴァニエミのサンタクロース村で撮影を敢行し、実際の生活と活動を追う。さらに、日本でさまざまな場所を訪問するサンタクロースの活動も紹介されており、子どもたちの輝く顔が映し出されている。
一緒に登壇した蜂須賀健太郎監督は、「30年前からサンタクロースを題材にした映画を作りたいと思っていました。僕自身には子どもはいませんが、もし子どもがいたらこういう映画を作って観せたいと思った」と制作するに至った思いを語った。セミ・ドキュメンタリーという形で「夢やファンタジーをドキュメンタリー作品として提示」し、「子どもたちが夢を見てくれるようなもの」を作り上げた。(取材・文:嶋田真己)
映画『サンタクロースがやってきた』は12月27日まで新宿K's cinemaにて公開