「マーフィー・ブラウン」主役はキャンディス・バーゲンではなくヘザー・ロックリアだったかも
テレビドラマ「TVキャスター マーフィー・ブラウン」の主役がキャンディス・バーゲンではなく、ヘザー・ロックリアになっていたかもしれなかったとクリエイターのディアン・エリーヌが明かした。
ヘザー・ロックリア出演映画『アップタウン・ガールズ』写真ギャラリー
同ドラマは、アルコール依存症のためリハビリ施設で治療を受けた中年の女性キャスター、マーフィー・ブラウンがジャーナリストとして奮闘するコメディー。シリーズ途中ではシングルマザーにもなり、当時のダン・クエール副大統領がテレビドラマのキャラクターであるマーフィーの生き方を非難したことでも話題となったドラマだ。
しかし、元アル中の中年女性という設定にテレビ局はちゅうちょし、「リハビリ施設ではなく、スパでリフレッシュした30代の女性にしたらどうか」と言ってきたらしい。ケイティ・クーリックのトークショーに出演したディアン曰く、エッジのある女性であることに意味があるんだと断固譲らず、キャンディスが同役で大ブレイクすることになったとのこと。
大きく驚いたケイティは、「ヘザー・ロックリアが悪いわけじゃないけど、それではわたしたちが知っている、あのマーフィにはならない」とコメント。ヘザーはテレビドラマ「メルローズ・プレイス」や「スピン・シティ」などで知られ、キャンディスが演じたマーフィーよりも女性的なイメージが強いため、ヘザーが起用されていたら、がさつながら愛されるあのキャラクターにはならなかっただろう。
Yahoo TVによると、大ヒットドラマが大きく変わっていたかもしれないキャスティングは多いそう。例えば、テレビドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」では、トニー・ソプラノ役にジェームズ・ガンドルフィーニさんではなく、レイ・リオッタが検討されていたらしい。
また、テレビドラマ「MAD MEN マッドメン」のドン・ドレイパー役にはトーマス・ジェーン、「セックス・アンド・ザ・シティ」のキャリー・ブラッドショー役には「ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言」のダナ・デラニー、「バフィー~恋する十字架~」のバフィー役は、ケイティ・ホームズがキャスティングされたが、高校に通うため断り、サラ・ミシェル・ゲラーの大ブレイクへとつながっている。(澤田理沙)