『スパイダーマン』スピンオフ映画製作決定「ヴェノム」などラインナップ
人気アメコミ映画『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのスピンオフ映画が製作されることがわかった。米ソニー・ピクチャーズが発表したもので、スパイダーマンの敵役を主人公に据えた作品になるようだ。
製作が発表されたのは、『ヴェノム(原題) / Venom』と『ザ・シニスター・シックス(原題) / The Sinister Six』の2作品。『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのマーク・ウェブ監督、プロデューサーのアヴィ・アラッドとマット・トルマックも製作に携わる。
『ヴェノム(原題)』では、2007年に公開されたサム・ライミ監督の映画『スパイダーマン3』にも登場したシリーズ屈指の人気を誇る同名の悪役が主人公になると見られ、脚本はシリーズ最新作『アメイジング・スパイダーマン2』のアレックス・カーツマンとロベルト・オーチー、また『グランド・イリュージョン』のエド・ソロモンが担当。アレックスが監督も務めるという。
また「シニスター・シックス」は「スパイダーマン」などマーベルコミックに登場する犯罪組織の名称で、『スパイダーマン2』に登場したドック・オクや『アメイジング・スパイダーマン2』でジェイミー・フォックスが演じるエレクトロなどが所属。こちらは傑作ホラー映画『キャビン』のドリュー・ゴダードが脚本と監督を務める予定だという。
米ソニーでは『スパイダーマン』の世界をさらに拡大していく予定で、2016年6月10日公開予定の『アメイジング・スパイダーマン』3作目についても、来年の秋に撮影に入るという。これらの作品が、『アベンジャーズ』に代表されるマーベル・スタジオの映画シリーズが共有する世界「マーベル・シネマティック・ユニバース」のような広がりを見せ、一大フランチャイズとなっていくのかが注目される。(編集部・入倉功一)