上戸彩&高良健吾、リアルに魚をさばいたシーンをアピール
女優の上戸彩と俳優の高良健吾が23日、新宿ピカデリーで行われた映画『武士の献立』の大ヒット御礼舞台あいさつに出席し、吹き替えなしで挑んだ魚の料理シーンを振り返った。
同作は江戸時代を舞台に、刀ではなく包丁で君主に仕えた実在の家族を描いた人間ドラマ。上戸がふんするのは気は強いが人並み外れた料理の才能を持つ妻の春で、高良演じる料理が大の苦手な年下の夫・安信と共に、困難を乗り越えながら絆を深める姿を描いている。
上戸と高良は本作のために料理の特訓をし、魚をさばくシーンも吹き替えなしで挑戦。「本番でできるか緊張しました」と振り返った上戸は、「一匹一匹に命があるので、大切に練習しました。パーツに分けて撮影して、(劇中では)うまくできたところを使っていただいて。ずずずって(失敗した)ところは、カットしてもらいました」とにんまり。
さらに、上戸は「魚によって身の厚さも骨の固さも全然違うので、難しかったです」と苦労を振り返ると共に、魚をまるごと1匹さばいた高良について「わたしは(撮影で)カットをいくつか割っていただいたけど、高良くんはノーカットでさばいていたのですごかった」と高良の腕前を大絶賛した。
とはいえ、そんな2人の生身の演技が劇中で伝わりにくいことが残念という上戸。「手元は手元のカットになっていたので、どうせなら引きか、手元から顔に行く撮り方をされたかったって、後から高良君と話していました。(吹き替えなしを)アピールしたかったな」と名残惜しそうに話していた。
また、トークではお互いのお正月の過ごし方にも触れて、上戸は「家族とまったりのんびりします。お兄ちゃんの子どももいるので、わいわいしたいです」とコメント。高良は「友達と初詣行くと思います」と話していた。(中村好伸)
映画『武士の献立』は公開中