プッシー・ライオットのメンバー釈放!
モスクワにあるロシア正教会救世主ハリストス大聖堂で、プーチン大統領(当時首相)を批判する無許可演奏を行って逮捕され、「暴徒罪」で禁固刑2年の判決を受け、服役していたフェミニスト・パンクロック集団「プッシー・ライオット」のメンバー、ナジェージダ・トロコンニコワとマリア・アリョーヒナが釈放されたことがUSA Todayや複数のメディアで報じられた。
ロシアの下院は現行憲法制定20周年に伴い、18日にプーチン大統領提出の恩赦法案を可決し、「プッシー・ライオット」のメンバー、ナジェージダとマリアが釈放されたようだ。
彼ら二人は、当初の予定では来年の3月に釈放される予定だったが、バンドメンバーの投獄で欧米のプーチン政権への批判が広がり、さらに来年開催されるソチ五輪での抗議活動を懸念して、人権に配慮した姿勢を示した。だが一部では、ソチ五輪の前に事前に処理した対応にも思えるとの声もある。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)