ハーフ芸人の植野&アントニー、英語がわからない!世界進出のすすめにも戸惑い?
ハーフ芸人として注目を浴びる植野行雄(デニス)とアントニー(マテンロウ)が8日、六本木で行われた映画『大脱出』公開記念イベントにイリュージョニストのプリンセス天功と共に出席し、天功から「このままでブレイクする」とお墨付きを受けた。
シルヴェスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーの豪華タッグが話題の『大脱出』は、洋上にあるタンカー型監獄における、二人の脱獄劇を描いたサスペンスアクション。「二大アクションスター」の共演にちなみ、この日は「二大ハーフ芸人」が映画イベント初出演を果たした。起用について植野は「ありがたい話ですけど、勝負に出ましたね」とコメント。さらにアントニーも「正月早々から僕らを使うなんてね。ありがたいですけどキャスティングミスです」と自虐的に語る。
テレビ朝日系のバラエティー番組「アメトーーク!」に「ハーフ芸人」のくくりで登場するなど注目を浴びる二人だが、共に悲願は「知名度のない現状から『大脱出』する」こと。外国人に見える容姿のため「職務質問を受けて免許証を出しても(名前の欄が)『植野行雄』なので、身分証明書が通用しないんですよ。どういうことですか?」と植野がボヤくと、アントニーも「皆さんにとって日本は住みやすい国だと思うんですが、僕らにとっては住みにくいんです」と続ける。そろって「もっとテレビに出て、有名になって、日本で過ごしやすくなりたい」と述べるなど、思いは切実なようだ。
そんな二人がブレイクする可能性について天功は「このままでいれば大ブレイクだと思います」と太鼓判。その言葉に「ありがたい」と植野が喜ぶと、アントニーも「ツイッターの自己紹介欄に天功さん一推しの芸人と書きますよ」と大はしゃぎ。そこで天功が「世界各国で面白がられると思うので、どんどん世界に出ていったらいいと思います」と背中を押すも、「英語がわからない」という二人。天功のモットーである「Let's continue」の言葉にも、「(ビデオゲームで)死んだということ?」と植野が答えるなど、とんちんかんな会話に会場は笑いに包まれた。(取材・文:壬生智裕)
映画『大脱出』は1月10日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開