妻夫木聡、次回作ではゆるキャラ役に、北川景子はちょいエロ秘書役を熱望!?
妻夫木聡と北川景子が、ヒューマンコメディー『ジャッジ!』でついに本格共演。国際映画祭ならぬ国際広告祭を舞台とする今作で、広告愛だけは人一倍強い落ちこぼれ広告マン太田(妻夫木)と、彼の窮地を放っておけない同僚女性の大田(北川)を演じている。
ソフトバンクの「ホワイト家族」シリーズやトヨタ自動車「ドラえもん」シリーズなどのCMプランナー澤本嘉光による脚本を、トヨタ自動車「TOYOTOWN」やサントリー「GREEN DA・KA・RA」などを手掛けたCMディレクターの永井聡が作り上げた映画『ジャッジ!』。その話題の筆頭は、日本映画界の若手トップランナー二人の7年ぶりにして初の本格共演ながら、リリー・フランキーや鈴木京香、豊川悦司ら豪華かつ個性的なキャスト陣がふんした、ユニークなサブキャラクターたちにも関心が集まっている。
広告業界を取り巻く怪しくもチャーミングなキャラクターを演じて脇を支えたのは、前述のメインキャストのほかに荒川良々、玉山鉄二、でんでん、加瀬亮、竹中直人など、三谷幸喜作品にも劣らないぜいたく過ぎる面々だ。妻夫木によると、往年のアイドル松本伊代演じる“経理の松本さん”が「試写室で一番ウケた」と永井監督はつぶやいたそうだが、この設定にほくそ笑むのは、オーバー40の証しかもしれない。
ちなみに妻夫木の推しメンは、食品メーカーの宣伝室長役のあがた森魚。「コン、コン、コン♪」と観賞後にはCMソングが脳内をリフレインすること請け合いの劇中CMを、いたく気に入る不思議ちゃんキャラだ。一方、北川のイチオシは、玄里(ひょんり)演じる秘書原田。むちゃぶりボス役豊川の膝の上でノートPCを操り、おやじ転がし系キャラに転がされるのは、意外に女性観客なのかも!? 「もう一回キャスティングをしてもらえるなら、この役がいい」とまで北川が言い切るちょいエロ秘書にも要注目だ。(取材・文:柴田メグミ)
映画『ジャッジ!』は全国公開中