クリスチャン・ベイル主演作、ネイティブアメリカンに訴えられる
クリスチャン・ベイル主演の映画『アウト・オブ・ザ・ファネス(原題) / Out of the Furnace』が、作品の中で自分たちのことが誤った表現で描かれているとして、ネイティブアメリカンの一部族に訴えられていることが、The Independentにより明らかになった。
本作は、ベイル演じるラッセルが、行方不明になった雇い兵の弟を探し出そうとするストーリー。
ネイティブアメリカンの一部族、ラマポ族の17人が、本作の脚本家とプロデューサーを相手取って訴訟を起こした。内容は、映画の中で、ラマポ族に多い名字、デグルートという名のリーダーが、貧乏で乱暴なドラッグ中毒として描かれていること。また、「同血統繁殖した、ニュージャージーの山岳地帯の人たち」と、不適切な呼ばれ方をしているとのことだ。
一族の長であるドウェイン・ペリー氏は、被告側に名は連ねていないものの、今月はじめに本作が公開された際、「まるで憎悪犯罪だ」とコメントしている。
『アウト・オブ・ザ・ファネス(原題)』は、現在、世界順次公開中。(鯨岡孝子)