コーエン兄弟最新作、日本公開決定!カンヌ映画祭グランプリ作品!
昨年の第66回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟の最新作が『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』のタイトルで、今年の夏に全国公開されることが明らかになった。
先日発表された第71回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションでは、作品賞(コメディー / ミュージカル)を含む3 部門にノミネートされた本作。さらに全米映画批評家協会賞において、作品賞、監督賞、主演男優賞、撮影賞を獲得。アカデミー賞の受賞レースにおいても、大きな存在感を発揮している。
今回コーエン兄弟が映画の舞台に選んだのは、フォークソングの中心地として知られた、1960年代のニューヨークはグリニッチビレッジ地区。ボブ・ディランが憧れたという実在のミュージシャン、デイヴ・ヴァン・ロンクの回想録をベースに、売れないシンガーソングライターのルーウィンが、友人たちに助けられながら過ごす1週間をユーモラスにつづる。
デジタル全盛の時代にあってフィルムで撮影された本作は、時代設定だけでなく、画面からも漂うノスタルジックな雰囲気が見どころのひとつ。また主人公のルーウィンを演じたオスカー・アイザックの見事な歌唱力と演技にも称賛の声が寄せられているといい、アカデミー賞を騒がせる存在になることは確実だ。共演者にはキャリー・マリガン、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・グッドマンなど実力派が名を連ねる。(編集部・入倉功一)
映画『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』は2014初夏 TOHOシネマズシャンテほか全国公開