メイクアップ界の巨匠ディック・スミスが生涯功労賞を受賞!
映画『エクソシスト』、『アマデウス』などでメイクアップを担当した巨匠ディック・スミスが、生涯功労賞を受賞することがThe Hollywood Reporterや複数のメディアによって明らかになった。
これは、2月15日にパラマウント・スタジオで開催されるメイクアップ・アーティスト・アンド・ヘアスタイリスト・ギルド・アワードで、長年メイクアップ界に携わってきたディック・スミスの功績をたたえて、生涯功労賞が贈られることになったようだ。
ディック・スミスは1922年にニューヨーク州のラーチモントで生まれ、エリック・ウォードの「ブック・オブ・メイクアップ」を読んで、メイクアップアーティストになることを決意。1945年から1959年までチャンネルNBCでメイクアップ・ディレクターを務め、その後映画界に進出。『エクソシスト』、『ゴッドファーザー』シリーズで名をはせ、『アマデウス』でアカデミー賞メイクアップ賞を獲得した。2010年にはアカデミー賞名誉賞も受賞している。
さらに彼は、代々木アニメーション学院で、1992年から2000年まで講師を務めていた経験もある。授賞式では、彼の弟子にあたるリック・ベイカーによって手渡されることになっている。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)