天海祐希&小栗旬、お互いの好印象を語る
女優の天海祐希と俳優の小栗旬らが13日、都内スタジオで行われた初共演ドラマ「お家さん」(日本テレビ系)の制作発表会見に出席した。2人が演じるのは実在した問屋の女主人とその下で腕をふるった大番頭役で、会見でも劇中さながらの信頼関係を明かし合った。
本作は玉岡かおるの同名小説を基にしたヒューマンドラマ。明治から昭和にかけて実在した一軒の砂糖問屋「鈴木商店」を舞台に、女主人・鈴木よね(天海)と大番頭・金子直吉(小栗)が、世界的な総合商社へ成長させる姿を描いている。
撮影は今月6日にクランクイン。天海は小栗の共演前の印象について「まっすぐでひたむきで、クールな外見に似合わない熱いものを持っている役者と思っていました」と好印象ばかりだったことを明かし、「その印象は今も変わらないですし、よねさんが直吉さんに『この男なら』という絶大な信頼で背中を押し続けていた気持ちで小栗君を観ています」と共演後の印象も語った。
天海からべた褒めされた小栗も「楽しくやらせていただいております」と恐縮しつつ、「どっかりと現場にいてくださりますので、直吉と同じように走り回っていてもケツを拭いてくれそうな、懐の深い方です」と天海の男前な一面をたたえた。
また、天海が本作について「よねさんからパワーをいただき、がんばることの本当の意味を知るための機会になっているような気がします」と充実の撮影を語れば、小栗も「直吉さんはエネルギーの塊のような人で、自分もそういう人になっていきたいので、(演じながら)一緒に成長していけたらと思います」と本作に込めた思いを語った。
同作は読売テレビ開局55年記念ドラマで、会見にはほかに原作者の玉岡かおる、出演者の生瀬勝久、相武紗季、西村雅彦、泉ピン子も劇中衣装で出席。トークでは女中役の泉がたびたび暴走して会場を爆笑させる一幕もあり、「宮根(誠司)、番宣してね」とカメラに向かって呼びかけたり、「今年67歳になるけど、何が楽しいっていい男との共演ほど楽しいものはない」と小栗をチラリと見て恐縮させていた。(中村好伸)
ドラマ「お家さん」は2014年に日テレ系全国ネットで放送予定。