ロングブレス断念の森公美子、今度は「シスター・アクトダイエット」
ウーピー・ゴールドバーグ主演の大ヒット映画『天使にラブ・ソングを…』のミュージカル版「シスター・アクト~天使にラブ・ソングを~」の製作発表記者会見が17日、港区・青山の教会「セントグレース大聖堂」を借り切って行われ、主人公デロリス役をダブルキャストで務める元宝塚月組トップスター瀬奈じゅんと森公美子ら出演者が爆笑トークを繰り広げた。
実は森はウーピーの大ファン! 以前、映画『デブラ・ウィンガーを探して』のDVD版でウーピーの吹き替えをしたこともある。今度はウーピー・ゴールドバーグならぬ“モーリー・クーミコバーグ”に成り切る意欲を、笑いのうちに語っていた。また「この公演のために痩せられますか?」と記者が尋ねると、かつて挑戦したロングブレスダイエットはすでに「休止」しているようで、「は?」と全く知らぬ存ぜぬそぶり。だが代わりに「シスター・アクトダイエットに挑みます!」と新たなダイエットを宣言していた。
会見では元男役らしい紺のロングジャケットに黒のレザーパンツの瀬奈に対し、森は「なぜか自前で持っていた」という修道服で登場。「以前ニューヨークでこの舞台を観て感動した。ダンスも歌も皆さんにパワーを与えたい」と落ち着いたトーンで話す瀬奈に対し森は「体型も全く違う瀬奈さんとダブルキャストなんて申し訳ない。いまだに、どうしてわたしなんだろうと思っている。実は今日で見納めかもしれません!」といつもの“モリクミ”節を全開させていた。
『天使にラブ・ソングを…』は、1993年に日本公開されたコメディー映画。殺人事件を目撃した黒人歌手デロリスが、身を寄せた修道院で聖歌隊のリーダーを務めたことから巻き起こる騒動を描いて大ヒット。その後、主演のウーピーの共同プロデュースによってミュージカル版が世界各国で上演。日本では6月からの東京・帝国劇場を皮切りに全国6か所で初演される。会見には石井一孝、吉原光夫、村井國夫、鳳蘭、また演出家の山田和也も登壇した。帝国劇場での公演は6月1日~7月8日まで。(取材・文:吉井隆史)