アカデミー賞ノミネーション全結果!今年は三つどもえの戦いに!
第86回アカデミー賞
現地時間16日、第86回アカデミー賞ノミネーション発表が行われた。今年は『ゼロ・グラビティ』『アメリカン・ハッスル』が最多タイとなる10部門でノミネート。これを9部門ノミネートの『それでも夜は明ける』が追うという三つどもえの戦いになった。
先日行われた第71回ゴールデン・グローブ賞では、作品賞(ドラマ)を『それでも夜は明ける』が、作品賞(コメディー / ミュージカル部門)を『アメリカン・ハッスル』が、監督賞を『ゼロ・グラビティ』が受賞。見事に結果がバラけたが、今回もそれを引きずった形となっており、近年まれにみる混戦になりそうだ。
また個人賞では、『アメリカン・ハッスル』の主要キャストが演技全4部門でノミネート。初オスカーが期待される『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のレオナルド・ディカプリオが主演男優賞に3度目(通算4度目)のノミネートを果たしたほか、『8月の家族たち』のメリル・ストリープが自身の記録を更新し、俳優として最多となる18回目のノミネートを達成。3度目の主演女優賞を狙う。
第86回アカデミー賞授賞式は現地時間3月2日、米ロサンゼルスのハリウッド&ハイランドセンター内ドルビー・シアターで開催される。
アカデミー賞ノミネーション全結果は以下の通り。
■作品賞
『アメリカン・ハッスル』
『キャプテン・フィリップス』
『ダラス・バイヤーズクラブ』
『ゼロ・グラビティ』
『her/世界でひとつの彼女』
『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
『あなたを抱きしめる日まで』
『それでも夜は明ける』
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
■監督賞
デヴィッド・O・ラッセル 『アメリカン・ハッスル』
アルフォンソ・キュアロン 『ゼロ・グラビティ』
アレクサンダー・ペイン 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
スティーヴ・マックィーン 『それでも夜は明ける』
マーティン・スコセッシ 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
■主演男優賞
クリスチャン・ベイル 『アメリカン・ハッスル』
ブルース・ダーン 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
レオナルド・ディカプリオ 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
キウェテル・イジョフォー 『それでも夜は明ける』
マシュー・マコノヒー 『ダラス・バイヤーズクラブ』
■主演女優賞
エイミー・アダムス 『アメリカン・ハッスル』
ケイト・ブランシェット 『ブルージャスミン』
サンドラ・ブロック 『ゼロ・グラビティ』
ジュディ・デンチ 『あなたを抱きしめる日まで』
メリル・ストリープ 『8月の家族たち』
■助演女優賞
サリー・ホーキンス 『ブルージャスミン』
ジェニファー・ローレンス 『アメリカン・ハッスル』
ルピタ・ニョンゴ 『それでも夜は明ける』
ジュリア・ロバーツ 『8月の家族たち』
ジューン・スキッブ 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
■助演男優賞
バーカッド・アブディ 『キャプテン・フィリップス』
ブラッドリー・クーパー 『アメリカン・ハッスル』
マイケル・ファスベンダー 『それでも夜は明ける』
ジョナ・ヒル 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
ジャレッド・レトー 『ダラス・バイヤーズクラブ』
■長編アニメ賞
『クルードさんちのはじめての冒険』
『アナと雪の女王』
『怪盗グルーのミニオン危機一発』
『風立ちぬ』
『アーネストとセレスティーヌ』
■脚本賞
エリック・ウォーレン・シンガー 、デヴィッド・O・ラッセル 『アメリカン・ハッスル』
ウディ・アレン 『ブルージャスミン』
クレイグ・ボーテン、メリッサ・ウォーラック 『ダラス・バイヤーズクラブ』
スパイク・ジョーンズ 『her/世界でひとつの彼女』
ボブ・ネルソン 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
■脚色賞
リチャード・リンクレイター、ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク 『ビフォア・ミッドナイト』
ビリー・レイ 『キャプテン・フィリップス』
スティーヴ・クーガン、ジェフ・ポープ 『あなたを抱きしめる日まで』
ジョン・リドリー 『それでも夜は明ける』
テレンス・ウィンター 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
■視覚効果賞
『ゼロ・グラビティ』
『ホビット 竜に奪われた王国』
『アイアンマン3』
『ローン・レンジャー』
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
■音響編集賞
『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』
『キャプテン・フィリップス』
『ゼロ・グラビティ』
『ホビット 竜に奪われた王国』
『ローン・サバイバー』
■音響調整賞
『キャプテン・フィリップス』
『ゼロ・グラビティ』
『ホビット 竜に奪われた王国』
『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
『ローン・サバイバー』
■撮影賞
フィリップ・ル・スール 『グランド・マスター』
エマニュエル・ルベツキ 『ゼロ・グラビティ』
ブリュノ・デルボネル 『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
フェドン・パパマイケル 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
ロジャー・ディーキンス 『プリズナーズ』
■美術賞
『それでも夜は明ける』
『華麗なるギャツビー』
『her/世界でひとつの彼女』
『ゼロ・グラビティ』
『アメリカン・ハッスル』
■編集賞
アラン・ボームガーテン、ジェイ・キャシディ、クリスピン・ストラザーズ 『アメリカン・ハッスル』
クリストファー・ラウズ 『キャプテン・フィリップス』
マーティン・ペンサ、ジョン・マック・マクマフィ 『ダラス・バイヤーズクラブ』
アルフォンソ・キュアロン、マーク・サンガー 『ゼロ・グラビティ』
ジョー・ウォーカー 『それでも夜は明ける』
■メイクアップ&ヘアスタイリング賞
『ダラス・バイヤーズクラブ』
『ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中』
『ローン・レンジャー』
■衣装デザイン賞
キャサリン・マーティン 『華麗なるギャツビー』
パトリシア・ノリス 『それでも夜は明ける』
マイケル・ウィルキンソン 『アメリカン・ハッスル』
マイケル・オコナー 『ジ・インビジブル・ウーマン(原題) / The Invisible Woman』
ウィリアム・チャン 『グランド・マスター』
■ドキュメンタリー長編賞
『アクト・オブ・キリング』
『キューティー&ボクサー』
『ダーティー・ウォーズ(原題) / Dirty Wars』
『ザ・スクエア(英題) / The Square』
『バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち』
■ドキュメンタリー短編賞
『カーブディガー(原題) / Cavedigger』
『フェイシング・フィアー(原題) / Facing Fear』
『カラマ・ハズ・ノー・ウォールズ(英題) / Karama Has No Walls』
『ザ・レディー・イン・ナンバー・6: ミュージック・セイブド・マイ・ライフ(原題) / The Lady in Number 6: Music Saved My Life』
『プリズン・ターミナル: ザ・ラスト・デイズ・オブ・プライベート・ジャック・ホール(原題) / Prison Terminal: The Last Days of Private Jack Hall』
■外国語映画賞
『オーバー・ザ・ブルースカイ』(ベルギー)
『追憶のローマ』(イタリア)
『偽りなき者』(デンマーク)
『ザ・ミッシング・ピクチャー(英題)/ The Missing Picture』(カンボジア)
『オマール(原題)/ Omar』(パレスチナ)
■歌曲賞
「Alone Yet Not Alone」 『アローン・イエット・ノット・アローン(原題) / Alone Yet Not Alone』
「Let It Go」 『アナと雪の女王』
「Ordinary Love」 『マンデラ 自由への長い道』
「The Moon Song」 『her/世界でひとつの彼女』
「Happy」 『怪盗グルーのミニオン危機一発』
■作曲賞
スティーヴン・プライス 『ゼロ・グラビティ』
ジョン・ウィリアムズ 『やさしい本泥棒』
トーマス・ニューマン 『ウォルト・ディズニーの約束』
ウィリアム・バトラー、オーウェン・パレット 『her/世界でひとつの彼女』
アレクサンドル・デスプラ 『あなたを抱きしめる日まで』
■短編アニメ賞
『フェラル(英題) / Feral』
『ミッキーのミニー救出大作戦』
『ミスター・ハブロット(原題) / Mr. Hublot』
『九十九』
『ルーム・オン・ザ・ブルーム(原題) / Room on the Broom』
■短編実写賞
『ザット・ワズント・ミー(英題) / That Wasn't Me』
『ジャスト・ビフォア・ルージング・エブリシング(英題) / Just before Losing Everything』
『ヒリアム(原題) / Helium』
『ドゥー・アイ・ハフ・トゥー・テイク・ケア・オブ・エブリシング?(英題) / Do I Have to Take Care of Everything?』
『ザ・ヴォーマン・プロブレム(原題) / The Voorman Problem』
(編集部・福田麗)
(※日本語のリストを転載する際は編集部までご連絡ください)
第86回アカデミー賞授賞式は、3月3日(月)午前9時よりWOWOWプライムにて生中継 (夜9時よりリピート放送)