斎藤工、歯に青のりべったり!まさかのダサメン役に挑戦!
中川翔子の映画初主演作『ヌイグルマーZ』に出演する斎藤工が、イケメン俳優のイメージを根底から覆す、究極の三枚目キャラにふんしている。劇中で斎藤は、歯にヤキソバパンの青のりをべったりと付けた、衝撃の「青のり全開スマイル」にも挑戦した。
斎藤が演じるのは、本作のヒロイン・響子の友人で、成り上がりを夢見るロッカーのコージ。笑顔がまぶしいハンサムながら頭は空っぽという残念なキャラクターで、響子からも「顔と笑顔だけはイケてるけど、脳は幼児以下」とあきれられるほどの天然キャラだ。
その行動にはデリカシーのかけらもなく、ヤキソバパンをほおばりながらさわやかな笑顔を見せるも、歯には青のりがべったり。当の斎藤は、普段のイメージと真逆の「ダサメン」役にかなり真剣に取り組んだようで、メイクスタッフに度々「青のり持ってきてください」と呼び掛ける姿が目撃されていたという。青のりへのこだわりゆえに、タイトなスケジュールの中で撮影を進めなければならない製作陣と、もめる場面もあったようだ。
本作のメガホンを取った、井口昇監督作品への出演は3度目という斎藤は、今回初めて現場でもめたと述懐。青のりを歯に付け過ぎる斎藤に井口監督が「もういいんだよ!」と声を掛ける場面もあったというが、「“頼るモノ”が欲しかった弱いわたしはそれでも青のりを付け続けました」と熱いこだわり(?)を語る。その熱意に、「斎藤さんを究極の三枚目にチャレンジさせるという禁じ手に出てしまいました」と語る井口監督も「イケメンが崩されていく様は耐えきれず、僕は何度も止めたのですが……。本当に斎藤さんは素晴らしい俳優です」と感服した様子だった。
本作は大槻ケンヂの小説「縫製人間ヌイグルマー」が原作の特撮ヒーロー映画。ドジなロリータ少女・ダメ子(中川)が、自身の愛する者を守るため縫いぐるみと合体した新ヒーロー・ヌイグルマーとなってゾンビ軍団と戦う姿を描く。(編集部・入倉功一)
映画『ヌイグルマーZ』は1月25日より全国公開