ジャック・ライアンシリーズ新作振るわず!初登場のコメディー映画がトップに! -1月20日版
全米ボックスオフィス考
期待されていたジャック・ライアンシリーズの新作映画『エージェント:ライアン』が意外にもトップ3外のデビューとなり、コメディー映画『ライド・アロング(原題) / Ride Along』が、映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』の歴代1月興収記録を破る大ヒットとなった。(1ドル100円計算)
初登場第4位だった映画『エージェント:ライアン』写真ギャラリー
アイス・キューブとケヴィン・ハート共演の本作は、4,160万ドル(約41億6,000万円)をたたき出し、予想外のヒットを記録。映画『21ジャンプストリート』でいい味を出していたアイス、映画『リベンジ・マッチ』で笑わせてくれたケヴィンと、二人の人気もヒットにつながったようだ。
第2位は、トップを譲ったマーク・ウォールバーグ主演の映画『ローン・サバイバー』で2,206万ドル(約22億600万円)。初登場第3位は、アニメ映画『ザ・ナット・ジョブ(原題) / The Nut Job』の1,941万ドル(約19億4,100万円)。大ヒットしたアニメ映画『アナと雪の女王』の人気が一段落した後に公開という戦略が功を奏したようだ。
第4位は、クリス・パインが新たにジャック・ライアンを演じる、映画『エージェント:ライアン』で1,558万ドル(約15億5,800万円)の興収。ベン・アフレックがジャックを演じた映画『トータル・フィアーズ』とほぼ同じ公開館数だったにもかかわらず、デビュー興収は『トータル・フィアーズ』の半分程度しか稼げなかった。
第5位は、アニメ映画『アナと雪の女王』で1,186万ドル(約11億8,600万ドル)。いまだにジリジリと興収を伸ばし、ランクダウンしたとはいえ、落下度はたったの19.5パーセント。公開9週目にしては素晴らしい成績となっている。
今週末2,700館にて公開予定なのが、アクションホラー映画『アイ,フランケンシュタイン / I, Frankenstein(原題)』。アーロン・エッカートが主役キャラを演じるわけだが、どことなく助演俳優というイメージのある彼が、果たして映画の看板を背負いつつ上位に食い込むだけの興収を稼ぐことができるのかに注目。(ロス取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)