来日中のディカプリオ、東証で会見!豪遊するお金があったら「環境保護に使いたい」
俳優のレオナルド・ディカプリオが29日、中央区日本橋兜町の東京証券取引所で行われた映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の来日記者会見にジョナ・ヒル、マーティン・スコセッシ監督と共に来場した。
本作は、実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの回想録を映画化した実録ドラマ。日本の金融の中心地である東京証券取引所で映画の会見が行われるのは、2009年のドキュメンタリー映画『キャピタリズム マネーは踊る』のマイケル・ムーア監督以来となる。会見に現れたレオは、東証の中を見渡しながら、「素晴らしい場所に来られてとてもうれしいよ! 特にこの作品にふさわしい場所だよね」と笑顔を見せた。
証券会社の顧客から巻き上げた金で高級コールガールと乱痴気騒ぎに興じる主人公・ジョーダンを演じたレオは、「特に2008年の金融危機が起こってからは、こういった作品が現代を反映しているんだ」と解説。「主人公たちは快楽を追い求め、はちゃめちゃなところまでいってしまう人物だが、そういった者は破滅に陥る。それを(反面教師として)描くことは、意義のあることだと思う。日本の観客にも映画を受け入れてもらえたらいいね」と語った。
さらに、26歳で年収49億円を稼いだというジョーダンにちなみ、「日本で豪遊するとしたら?」と質問されたレオは、「もし僕に何10億、何100億とお金があったとしたら、地球に残っているジャングルや熱帯雨林を買い取って保護したいんだ。僕は大きな家が欲しいとか、そういった物欲はあまりないんだ。そんなのウソだろと言われそうなんだけど、これは本当だよ」と回答。日頃から環境保護活動に熱心なレオらしいコメントだった。(取材・文:壬生智裕)
映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は1月31日より全国公開