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宮沢りえ、大金横領の主婦役で映画主演!角田光代「紙の月」映画化!

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久々の映画主演となる宮沢りえ
久々の映画主演となる宮沢りえ

 女優の宮沢りえが、直木賞作家・角田光代の同名小説を原作にした映画『紙の月』に主演することが明らかになった。およそ7年ぶりの主演映画になるという宮沢は「とても鮮度の高い静かな興奮が心と体を満たしております」と意気込みを語っている。

 原作は、映画『八日目の蝉』の原作でも知られる角田が、平凡な主婦による大金横領事件を描くサスペンス。契約社員として銀行に勤める平凡な主婦・梅澤梨花(宮沢)が年下の大学生と不倫関係を持ち、高価な買い物や高級な食事、ホテルのスイートでの逢瀬を重ねるうちに金銭感覚がゆがみだし、横領をエスカレートさせていくさまを描く。

 快楽に身を委ねて転落する役どころに宮沢は「まだ、出会ったことのない自分を発見できる映画になるよう頑張りたいと思います」とコメント。メガホンを取るのは、昨年、日本アカデミー賞で最優秀作品賞を含む3冠に輝いた、『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督。邦画界で最も注目を浴びていると言っても過言ではない監督とのタッグに宮沢も「心強いリーダーと共に作品創りに携われるのも大きな楽しみです」と撮影を待ちきれない様子だ。

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 また吉田監督も、「おそらくこの話はメロドラマなのだと思いますが、実はメロドラマが何なのかよくわかっていません」と語りつつ、「感情が世界の論理に牙を剥く瞬間をどう描くのか? ただひたすら、カトリック聖歌とシド・ヴィシャスの『マイ・ウェイ』を交互に聴きながら考えています」と思考をめぐらせている様子。原作者の角田も「おおざっぱにいってしまえば主婦による横領事件を描いた『紙の月』が、映画になって、たんなる一事件を超えた、どんな世界になるのか、今からとても楽しみにしています」と期待を寄せている。

 脚本はテレビドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」(フジテレビ系)などの早船歌江子。今月27日にクランクインを迎え3月のクランクアップを予定している。(編集部・入倉功一)

映画『紙の月』は2015年全国公開

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