マザー・テレサ映画の製作が本格化 『ホテル・ルワンダ』の脚本家に決定
人種や宗教に隔てなく、多くの人を助けたマザー・テレサを題材にした話題作『アイ・サースト(原題) / I Thirst』で、映画『ホテル・ルワンダ』のケア・ピアソンが脚本を執筆することが決定。本格的に製作が始動していることがDeadlineほか複数のメディアで報じられた。
本作は、テレビシリーズ「24 TWENTY FOUR」のトニー・クランツの製作会社フレーム・ヴェンチャーズとオリジン・エンターテインメントが企画している作品。マザー・テレサの遺産管理団体でもあるザ・マザー・テレサ・センターと連絡を取りながら製作を進めていくようだ。
現在、製作会社はピアソンをインドとメキシコへリサーチのために送っている。来月末から彼に脚本を執筆させ、製作を今年の年末に開始し、公開を2015年中に予定しているようだ。
ピアソンは、公民権運動の指導者で、多くのラテンアメリカ諸国からの出稼ぎ労働者たちを助けたシーザー(セサル)・エストラーダ・チャベスを描いた伝記映画『シーザー・チャベス:アン・アメリカン・ヒーロー(原題) / Cesar Chavez: An American Hero』も執筆しており、マザー・テレサという題材でも適任のように思える。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)