永井一郎さん「サザエさん」最後の収録は23日だった…50周年に向け熱い思い
テレビアニメ「サザエさん」を放送するフジテレビは27日、磯野波平の声を演じる永井一郎さんが同日未明に心不全で亡くなったことを受け、永井さんの同番組最後の収録が、先週木曜日の23日に行われていたことを明かした。
この日に収録されたのは、2月9日までの放送分とのこと。9日以降の放送や代役については、現時点では不明だという。永井さんは「サザエさん」の放送が開始された1969年から波平の声を担当。2009年に片岡鶴太郎が波平を演じた実写版「サザエさん」にも、別の役で出演している。
突然の訃報にフジテレビの亀山千広社長は、「『サザエさん』45周年のパーティーでお会いしたときは、とてもお元気でいらしたので、今回の訃報が信じられない思いでいっぱいです」とコメント。「50周年に向けての熱い思いを語ってくださったお姿がまだ、まぶたに焼き付いております。大変残念な思いでいっぱいです。心からご冥福をお祈りいたします」と故人をしのんだ。(編集部・入倉功一)