松坂桃李&西田敏行、音楽映画で初共演!さそうあきら「マエストロ」が映画化!
さそうあきらの人気コミック「マエストロ」が実写映画化され、松坂桃李と西田敏行が初共演を果たすことが明らかになった。オーケストラを舞台にした同作で、松坂は天才コンサートマスター・香坂を、西田は謎の指揮者・天道を演じており、それぞれ初めてとなる楽器演奏、指揮に挑戦する。
原作は第12回文化庁メディア芸術祭にて優秀賞を受賞し、第13回手塚治虫文化賞にもノミネートされた人気コミック。不況で解散を余儀なくされたオーケストラの再結成をきっかけに、楽団員がそれぞれの心の傷や挫折を乗り越えていくさまを描く。監督を務めるのは、映画『毎日かあさん』やテレビドラマ「深夜食堂2」の小林聖太郎。撮影は今年3月より行われる。
物語の中心となる若手コンサートマスター(コンマス)の香坂を演じる松坂は「この作品の根幹にあるクラシック自体もバイオリンも初めて触れるものなので、新鮮さが楽しみな反面、怖さも感じています」と不安をのぞかせつつも、「役柄的にコンマスとしてオーケストラのメンバーを率いていかなくてはならないので、ちゃんと前に立てるよう、現場でも存在していきたいと思います」と意気込みを明かした。
また、初共演となる西田については「いつか機会があればご一緒してみたいと思っていた」といい、「どんなマエストロとして登場されるのか、楽しみで仕方ありません。優しい雰囲気を全身にまとっていらっしゃるけれど、芝居となるととがったものが見え隠れしている方だと思うので、西田さんからいろいろと学ばせていただきたいです」と共演を楽しみにしている様子だ。
一般の人々にはあまりなじみのないオーケストラの舞台裏を描くにあたっては、クラシックの定番である「運命」(ベートーベン)や「未完成」(シューベルト)をモチーフに、「指揮者は本当に難しいのか?」「コンマスの役割は?」といったトリビアなどをちりばめていくとのこと。西田は「今までクラシックをあまり聞いてこなかったですが、この作品でクラシックに真正面から向き合い、ベートーベンは何を言いたかったのか、語りたかったのか、役者の目線で、役者の耳で聞いてみようと思います」と明かしている。(編集部・福田麗)
映画『マエストロ!』は2015年、全国公開