SABU監督『Miss ZOMBIE』が仏映画祭でグランプリ獲得!日本作品として11年ぶり
昨年9月に全国公開されたSABU監督・小松彩夏主演の映画『Miss ZOMBIE』が、フランスで開催された第21回ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭でグランプリを獲得した。日本作品がグランプリを受賞するのは、2003年の『仄暗い水の底から』(中田秀夫監督)以来、11年ぶり2度目となる。
同映画祭は1994年からフランス・ジェラルメで開催されている国際映画祭。ホラーやSF映画を紹介することで知られており、過去のグランプリ作品にはピーター・ジャクソン監督の『乙女の祈り』やヴィンチェンゾ・ナタリ監督の『CUBE』、トーマス・アルフレッドソン監督の『ぼくのエリ 200歳の少女』などがある。
SABU監督は受賞に際して、「日本ではなかなか実現しづらいオリジナル・ストーリーの作品がこのような形で世界の映画人や映画ファンに評価されたことを心からうれしく、光栄に思います」と喜びのコメント。同作が初主演作となった小松も「初主演作品がこのような栄誉ある賞をいただけてうれしく思います。これを機にもっと沢山の方に観ていただきたいです」と喜びを表現した。
同作は、ある日突然送り付けられてきたゾンビ(小松)の存在をきっかけに、周囲の人々の心に波紋が広がるさまを描いた異色のゾンビムービー。『うさぎドロップ』などのSABU監督が原案・脚本を手掛けた。バングラデシュのダッカインターナショナルフィルムフェスティバルのAustralasian Competitionにて脚本賞を受賞したほか、世界配給も決定している。(編集部・福田麗)
DVD『Miss ZOMBIE』は発売中 税込み価格:3,990円 発売・販売元:アミューズソフト