実写版『魔女の宅急便』キキ役の小芝風花、木刀200回素振りで撮影挑む
実写映画『魔女の宅急便』で主人公キキを演じる新人女優・小芝風花が10日、新宿区・江上料理学院で行われた同作の公開記念イベントに出席し、毎日木刀を200回素振りして撮影に挑んだという裏話などを明かした。
オーディションを経て見事キキ役を射止めたものの、映画もアクションも初めてで、現場では緊張の連続だったという小芝は、「どんなふうにやっていくんだろうって思っていました。ほうきに乗るにしても、そんな経験はもちろんありませんし」と不安があったことを告白。さらには「ワイヤーアクションなど、半年くらい訓練して撮影に挑みました。スタッフさんからは筋肉をつけるためにと木刀を頂いて、毎日200回くらい素振りをしました」と意外なエピソードも明かした。
それだけ気合を入れてのぞんだ撮影だけに、「クランクアップの日はずっと泣いていて、記念写真も目が腫れて真っ赤だった」と振り返った小芝。苦労の甲斐あってか、完成度には満足そうで「公開が今から楽しみ。キキと一緒に成長できていたらいいな」と笑顔を見せた。
また、この日はもうすぐバレンタインということで、一般から公募した同世代の女の子たちとフォンダンショコラ作りにも挑戦した小芝は、「バレンタインは毎年自分で作ります。わたしは大阪出身なので、去年はホットケーキミックスをたこ焼き器で焼いて、そこにチョコレートを入れて“チョコレートたこ焼き”を作りました。今年はお世話になった清水崇監督にプレゼントしたい」と明かした。
本作は、宮崎駿によってアニメ化されたことでも知られる角野栄子の名作児童文学を原作にしたファンタジードラマ。映画の公開を記念して、初のフォトブック「魔女の宅急便 魔女レシピ ~キキになれるかな~」を発売した小芝は、「魔女気分が味わえる本。わたしの写真もたくさん載っているのでぜひ見てください」とPRした。(取材・文 名鹿祥史)
映画『魔女の宅急便』は3月1日より全国公開