吉高由里子、女優助演賞受賞に吉高節さく裂!作品は「死んでも生き続ける」
映画『横道世之介』で第68回毎日映画コンクールの女優助演賞に選出された女優の吉高由里子が13日、ミューザ川崎シンフォニーホールで行われた授賞式に個性的なドレスで登場し、吉高節全開で喜びを語った。
同作で高良健吾と『蛇にピアス』以来の共演を果たした吉高は、第5回TAMA映画賞で最優秀女優賞も受賞。映画自体も第56回ブルーリボン賞で作品賞と主演男優賞(高良)を受賞するなど、高い評価を得ている。
壇上でトロフィーを受け取った吉高は、「このような賞を頂けてうれしく思っています。大好きな映画で、こんなに人から愛される作品に携われて、すごくうれしい」と感慨深い表情で感謝。
さらに「例えば、自分が今日か明日死んでも、作品は自分より長生きするじゃないですか。自分が死んだ後もレンタルされたり、買ってくれたりしていくんだなと思うと、たまに不気味な仕事をしているなと思います。でも、(本作は)それでもいいやと過保護に愛せた作品でした」と吉高らしい言い回しで喜びを表現した。
「毎日映画コンクール」は、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社が主催し、1946年に創設された日本で最も長い歴史を持つ映画賞の一つ。授賞式にはほかに、各賞を受賞した石井裕也監督、荒井晴彦、赤木春恵、松田龍平、ピエール瀧、星野源、濱田ここね、加賀まりこらが出席した。(中村好伸)