人気ラノベを実写化するには?“ミニスカ”“絶対領域”“透けブラ”への並々ならぬこだわり!
「はがない」の愛称で知られる平坂読の人気ライトノベルを原案にした実写映画『僕は友達が少ない』の衣装スタッフが、細部への徹底的なこだわりを明かした。
ライトノベル「僕は友達が少ない」は、友達を作るための部活・隣人部を舞台に、黒髪美少女のヒロイン、巨乳お嬢様、メイド服を着こなす美少年といった個性的なキャラクターが巻き起こす騒動を描いた作品。作品はもちろん、ブリキによるイラストも人気があり、実写化決定の際には人気キャラクターたちをいかに映像化するのかがファンの間で話題になった。
そんな中で注目は、やはり北乃きいが演じるヒロイン・三日月夜空の衣装。アニメなどではミニスカが当たり前のようになっているが、実写版においてもスカート丈は38センチで決定。衣装部いわく、「本当に短く…ちょっと走ったら見えてしまいそうな長さ」だといい、さらにはソックスとのバランスも考慮。「ソックスは厚さや長さで印象がだいぶ変わるので、北乃さんと相談しながら決めた結果、スカートとの絶対領域のバランスで、黒にゴールドのラインが入っているニーハイを使用しました」と、スカートとソックスの間で肌が露出している“絶対領域”へのこだわりも明かした。
また、大谷澪が演じる柏崎星奈についても「かなりの露出キャラなので、体にぴったりしたシルエットになるように、シャツやジャケットを大幅に詰めました。ピタピタでシャツから下着も透けてしまうので、下着も何種類かあります」と知られざるエピソードも披露した。
なお、同作の衣装部によると、最もこだわったのは制服とのこと。「(及川拓郎)監督から原案に近づけたいという要望もあり、制服は原案の形や色を生かしながら、ジャケットのパイピング部分にチェック柄を使うことにより、コスプレっぽくフラットにならないよう心掛けました」と、きめ細やかな配慮も忘れず。原案がライトノベルでありながらも、実写映画としてのリアリティーにこだわった様子がうかがえる。(編集部・福田麗)
映画『僕は友達が少ない』は公開中