ポン・ジュノ監督、大物プロデューサーと和解!
映画『グエムル -漢江の怪物-』『母なる証明』のポン・ジュノ監督が、新作『スノーピアサー』で大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインと米公開に関して対立していた問題で、どうやら和解に達したことがDeadlineや複数のメディアによって明らかになった。
本作は、ワインスタイン・カンパニーが2012年にAFM(アメリカン・フィルム・マーケット)において、ジュノ監督の脚本やサンプル映像だけで買い付けを決意した作品。当時同会社は今作にアメリカ人俳優も参加していることで、全米拡大公開の契約を交わしていた。
その後、両者は出来上がった映画の上映時間をめぐって長い間争っていたが、このたび米公開規模を縮小する代わりにさらなるカットはせず、2時間強のディレクターズカット版のまま公開することに合意したようだ。ちなみに、すでに公開されている日本や他の国では、同じディレクターズカット版が上映されている。
地球温暖化を防ぐために世界中に散布された薬品CW-7によって氷河期を引き起こしてしまった2031年の地球を舞台に描いた本作には、クリス・エヴァンス、ソン・ガンホ、ティルダ・スウィントンなどが出演している。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)
※訂正とお詫び:初出時に米国では日本よりも長い作品が上映されるという記述がありましたが、日本と同じディレクターズカット版が上映されるの誤りでした。訂正してお詫びいたします。