ロン・ハワード、実在の麻薬密輸業者を描いた新作で監督へ
映画『ダ・ヴィンチ・コード』や『アポロ13』のロン・ハワード監督が、実在の麻薬密輸業者バリー・シールを描いた映画『メナ(原題) / Mena』のメガホンを取ることになったとDeadline.comが報じた。
ロン・ハワード監督作『ラッシュ/プライドと友情』フォトギャラリー
映画『ドルフ・ラングレン ダブル・トリガー』(日本劇場未公開)などのゲイリー・スピネッリが手掛けた本作の脚本を、ソニーなどの競合他社を押さえユニバーサルが100万ドル(約1億円)で獲得した。本作のポテンシャルにかけるスタジオの意気込みがうかがえる。(1ドル100円計算)
パイロットであった1939年生まれのバリー・シールは、銃器やドラッグの密輸密売に関与し、中米のゲリラに武器を密輸するCIAの仕事もこなした。しかし、司法取引によりスパイ行為を働いた報復で、1986年コロンビアの麻薬組織メデジン・カルテルにより射殺された。
タイトルの『メナ(原題)』は、アーカンソー州にある土地の名前で、さまざまな違法取引が行われる場所として知られている。撮影時期やキャストなどは未定。(鯨岡孝子)