宮沢りえ、『魔女の宅急便』での飛行シーンをカットされため息
女優の宮沢りえが20日、都内で行われた映画『魔女の宅急便』の完成披露試写会に出席し、撮影で飛行シーンに挑戦したものの編集でカットされてしまったことを明かした。舞台あいさつ中、清水崇監督から「カットしてしまってすみません」と謝罪されるも、宮沢は「皆さんにお見せできないのが本当に悔しい」とため息。その一方で「でも、すごく気持ちよかった。やめられない感じで、癖になりました」と楽しそうに撮影を振り返った。
さらに、主人公キキの母コキリを演じる宮沢は、本作で映画デビューした主演の小芝風花について「すごいなって思いました。彼女の持っている大人と少女のはざまのとてつもないエネルギーがキキとすごくかぶって、撮影中本当の母親のように見守っていました」とコメント。
自身のデビュー当時を振り返り、「わたしは11歳からモデルをしていて、初めて演技をしたのが15歳のときの『ぼくらの七日間戦争』。できないことだらけで、いつも緊張で膝がガクガクしていて、終わったらまた演技をしなくてもいい仕事に戻ろうって思っていました」と告白していた。
この日の舞台あいさつには小芝、宮沢、清水監督のほか、尾野真千子、広田亮平、筒井道隆、主題歌を担当する倉木麻衣、原作者の角野栄子も出席した。(取材・文 名鹿祥史)
映画『魔女の宅急便』は3月1日より全国公開