t.A.T.u.が再び解散…関係悪化を理由に
日本でもブームになったロシアの女性デュオt.A.T.u. (ジュリア、レナ)が再び解散したようだ。Facebookに声明文が掲載された。t.A.T.u.は2011年に解散したものの、現在開催中のソチオリンピックでは開会式直前のショーのため再結成し、先週にはニューシングルのリリースを発表するなど正式にカムバックを果たすものとみられていた。
t.A.T.u.のFacebookには18日、「ジュリアとレナの全てのコラボレーションは終了しました。ジュリアと彼女のチームが、レナに圧力を掛けたためです。残念ですがt.A.T.u.の新しい章は、始まる前に終わってしまいました。2人の少女の物語は永遠にわたしたちと共にあることでしょう」との声明文が掲載され、今後行われる予定だったイベントは全てキャンセルになったことが併せて発表された。
レナは「ジュリアのわたしに対するふさわしくない対応が原因で、二人が将来的にコラボレーションすることは完全に不可能になったと言わなくてはなりません。ジュリアはわたしを誹謗(ひぼう)中傷しただけでなく、t.A.T.u.に関するクリエイティブな決定を全てジュリアと彼女のチームに委ねない限り、わたしとはデュオを組まないと最終通告を突き付けたのです」と説明した。
さらに、ジュリアがコネクションを使って自身のロシアでのソロ活動を妨害してくるのではないかという不安を明かした上で、「わたしたちのファンの希望であるt.A.T.u.の再結成が実現しないことを悲しく思います。理解していただければと思います。いつも応援してくれてありがとう」と締めくくっている。なお、この件に関してジュリア側のコメントは一切載せられていないため、ファンからは「ジュリアの意見も知りたい」という声も上がっている。(編集部・市川遥)