リメイク版「キカイダー」ビジュアル公開!宿敵ハカイダーも登場!
石ノ森章太郎原作の特撮テレビ番組「人造人間キカイダー」が41年ぶりに復活を遂げる映画『キカイダー REBOOT』から、キカイダーと宿敵ハカイダーの新ビジュアルが公開された。またテレビシリーズで主人公のジローことキカイダーを演じた伴大介が、謎の心理学者・前野究治郎(旧ジロー)役で出演を果たすことも明らかになった。
ドラマは1972年~1973年にテレビ朝日で放送。ロボット工学の世界的権威である光明寺博士よって作られた、不完全な「良心回路」を持つ人造人間キカイダーことジローが、悪の科学者プロフェッサーギルの率いる秘密結社と壮絶な戦いを繰り広げる。左右非対称の奇抜なキカイダーのデザインや、深いドラマ性で「仮面ライダー」に並ぶ人気を誇った。
新キカイダーのビジュアルも当時の面影を残したレトロ感が重視され、立体的でありながら曲線を多用した、優しさや強さを感じさせるデザインで復活。さらにキカイダーと人気を二分する宿敵ハカイダーも登場。ダークヒーローとしてのイメージを重視する一方で、こちらも人間味を感じさせる円い目や笑ったような口元はテレビ版のままだ。
両者のデザインについて、東映の白倉伸一郎プロデューサーは「いかに元の良さを残すか」にこだわったとコメント。「造形技術の限界を超えたところに、結果として面白さが生まれる“企まざる面白味”を追求したデザインが出来上がったと思います」と自信をのぞかせる。
そんな現代版キカイダーことジロー役を務めるのは、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」などに出演する入江甚儀。テレビ版でジローを演じた伴大介との新・旧ジロー共演の実現に入江は「伴さんに初めてお会いしたときに『大丈夫!』と声をかけて頂き、“ジロー”のバトンをつないでいただいた気がします」と歓喜のコメント。一方「自分の夢だった作品が実現し、感激しております」という伴も「新“ジロー”の入江さんは長身で、スポーツマンタイプ! 現代の若者らしい“ジロー”が今から楽しみでなりません!」と期待を掛けている。(編集部・入倉功一)
映画『キカイダー REBOOT』は5月24日より全国公開