『サウンド・オブ・ミュージック』のモデルとなったトラップ一家の最後の一人が死去
映画『サウンド・オブ・ミュージック』の題材となった実在するトラップ一家の最後の生き残り、マリア・フォン・トラップさんが亡くなった。99歳だった。
マリアさんはバーモント州の自宅で眠りながら息を引き取ったとAustrian Times紙は報じている。ザルツブルクでフォン・トラップ・ヴィラ・ホテルを運営しているマリアン・ドーファーさんは、「マリアは昔から心臓が弱かったので、彼女が一番長生きをしたことは驚きです」とコメント。トラップ大佐が後に結婚する家庭教師を雇ったのも、体の弱かったマリアが毎日学校に通うのが大変だったかららしい。
Washington Post紙によると、マリアさんは7人兄妹の次女で第3子に当たるとのこと。映画ではルイーザのモデルとなった人物だ。映画でジュリー・アンドリュースが演じた家庭教師マリアはトラップ大佐の2人目の妻で、二人には子どもが3人誕生しており、長男のヨハネス・フォン・トラップさんは現在バーモント州でトラップ・ファミリー・ロッジを経営している。(澤田理沙)