アイドル、パニック障害で所属事務所を退社…スタッフ&メンバーにも黙っていた
アイドルユニット・スライムガールズの飯村麻衣子がパニック障害のため、所属事務所のアリスプロジェクトを退社することが明らかになった。2月28日、飯村が自身のオフィシャルブログで発表した。以前からパニック障害を患っていたという飯村は、メンバーやスタッフ、ファンにもそのことを秘密にして活動していたが、パニック障害を抱えながらの活動が難しくなったという。
パニック障害は、動悸や発汗、震え、めまいなどとともに強い不安感を突然覚えることなどが症状として挙げられている病気。また、再発を恐れる「予期不安」によって、症状が慢性化しやすいという特徴がある。芸能人ではKinKi Kidsの堂本剛や長嶋一茂、安西ひろこなどがパニック障害を患っていたことを公表している。
飯村は28日付のブログで「私は以前からパニック障害を持っており、それをスタッフ、ファン、メンバーの皆に黙って活動してきました」と告白すると、「しかしパニック障害を抑えながらの活動がやはりできなくなってしまいました」と退社に至った経緯を説明。「今までたくさん応援の声を下さってありがとうございました」と感謝をつづった。
飯村は昨年9月にスライムガールズに加入したが、今月6日より学業優先のため活動休止することを発表。そのまま退社となったことについて、飯村は「私自身悔しいです。でも今は自分の病気と向き合い、前に進むことにしました」と明かすと、「休業してからもたくさんTwitterでリプライを飛ばしてくださって、それが本当に嬉しかったし幸せでした。と同時に復帰したいのに出来ないそんなもどかしさもありました。“待ってる”ってたくさんの方が言ってくれました。でも期待に応えられず本当にごめんなさい」と謝罪した。
「もう皆さんに笑顔を届けることは出来なくなってしまうけれど、今まで“飯村麻衣子”って存在が皆さんの笑顔の源になっていたなら私の短いアイドル人生成功したって言えます!」という飯村。「だから皆さんも笑顔の“飯村麻衣子”を忘れないでいてくれたら嬉しいです。本当に本当にありがとうございました」と同記事を締めくくっている。(編集部・福田麗)