『ゼロ・グラビティ』が最多7部門受賞!作品賞の『それでも夜は明ける』は3部門-アカデミー賞全結果
第86回アカデミー賞
現地時間2日、第86回アカデミー賞授賞式が行われ、最多10部門でノミネートされていたサンドラ・ブロック主演のSF映画『ゼロ・グラビティ』が最多となる7部門で受賞した。作品賞を受賞した『それでも夜は明ける』は3部門を獲得した。
映画『ゼロ・グラビティ』は、主要部門で監督賞を受賞したほか、技術部門では作曲賞、視覚効果賞、編集賞、録音賞、音響編集賞、撮影賞とほぼ独占。対抗馬に挙げられていた9部門ノミネートの『それでも夜は明ける』は作品賞ほか、助演女優賞、脚色賞の計3部門を受賞。最多タイの10部門でノミネートされていた『アメリカン・ハッスル』は、まさかの受賞なしだった。
他の注目部門では、4度目のノミネートでのオスカー初受賞が期待されていた『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のレオナルド・ディカプリオがまたも受賞を逃した。また、宮崎駿監督の『風立ちぬ』(長編アニメ映画賞ノミネート)、森田修平監督の『九十九』(短編アニメ映画賞ノミネート)といった日本作品も受賞はならなかった。
映画『ゼロ・グラビティ』は、『トゥモロー・ワールド』のアルフォンソ・キュアロン監督がメガホンを取ったSF映画。トラウマを抱えた科学者(サンドラ・ブロック)が宇宙での漂流を通じて、生きる希望を再び見出していくさまを描く。(編集部・福田麗)
■作品賞
『それでも夜は明ける』
■主演男優賞
マシュー・マコノヒー 『ダラス・バイヤーズクラブ』
■主演女優賞
ケイト・ブランシェット 『ブルージャスミン』
■助演男優賞
ジャレッド・レトー 『ダラス・バイヤーズクラブ』
■助演女優賞
ルピタ・ニョンゴ 『それでも夜は明ける』
■監督賞
アルフォンソ・キュアロン 『ゼロ・グラビティ』
■脚色賞
ジョン・リドリー 『それでも夜は明ける』
■脚本賞
スパイク・ジョーンズ 『her/世界でひとつの彼女』
■撮影賞
エマニュエル・ルベツキ 『ゼロ・グラビティ』
■美術賞
『華麗なるギャツビー』
■音響編集賞
『ゼロ・グラビティ』
■録音賞
『ゼロ・グラビティ』
■編集賞
アルフォンソ・キュアロン、マーク・サンガー 『ゼロ・グラビティ』
■作曲賞
スティーヴン・プライス 『ゼロ・グラビティ』
■歌曲賞
「Let It Go」 『アナと雪の女王』
■衣装デザイン賞
キャサリン・マーティン 『華麗なるギャツビー』
■メイク・ヘアスタイリング賞
『ダラス・バイヤーズクラブ』
■視覚効果賞
『ゼロ・グラビティ』
■外国語映画賞
『グレート・ビューティー/追憶のローマ』(イタリア)
■長編アニメ映画賞
『アナと雪の女王』
■短編アニメ映画賞
『ミスター・ハブロット(原題) / Mr. Hublot』
■短編実写映画賞
『ヒリアム(原題) / Helium』
■短編ドキュメンタリー賞
『ザ・レディー・イン・ナンバー・6: ミュージック・セイブド・マイ・ライフ(原題) / The Lady in Number 6: Music Saved My Life』
■長編ドキュメンタリー賞
『バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち』
(※日本語のリストを転載する際は編集部までご連絡ください)
第86回アカデミー賞授賞式ダイジェスト版は、3月9日(日)午後3:20よりWOWOWプライムにて放送