本田翼、初声優でハンドドライヤー役!コツは「ゴーっと吐く」
モデルで女優の本田翼が4日、人気Flashアニメ「秘密結社 鷹の爪」シリーズの劇場版第7弾『鷹の爪7~女王陛下のジョブーブ~』で声優に初挑戦することになり、公開収録で1人7役のアフレコにチャレンジした。この日は、同作で声の出演をする尾美としのりと、本シリーズの脚本・監督・キャラクターデザイン・声優などほぼ全てを手掛けるFROGMANも同席した。
「わたしが7役もやって大丈夫かと思ったんですが、面白そうなのでお引き受けしました」と笑顔の本田は、本作でヒロインの受付嬢・木原睦美のほか、社長秘書、花屋、カレー屋のバイト、熱血記者、ハンドドライヤーの効果音、ナレーションの7役をこなす。「緊張しました~」とナレーション以外の6役のアフレコを実演した本田は「一番難しかったのは?」という質問に「やっぱりハンドドライヤーですかね。コツは思いっきり息を吸って、ゴーっと吐くということ」とコメントし、笑いを誘った。
シリーズ7弾ということで「7にこだわった」というFROGMANは、「わたしが七男坊なので、7には思い入れがあるんです。本田さんは1日に7人のスカウトに声を掛けられたという伝説を持ち主。(悪徳社長役の)尾美さんはお酒の勢いでお願いしたんですが、後付けで12月7日が誕生日とわかりました」とキャスティングの秘密を明かした。「本田翼にこんなことやらせるなんて、『鷹の爪』以外ありえないでしょう。本田さん、次回はぜひジブリ作品で頑張ってください」と奇妙なエールを送っていた。
本シリーズは、世界征服をたくらむが、何をやっても失敗してばかりの「鷹の爪団」と、正義のヒーローは名ばかりの乱暴者、デラックスファイターとのやり取りを描くギャクアニメ。劇場版第7弾は、リクルートジョブズが運営するタウンワークとのコラボ作で、タウンワークの人気マスコットキャラクター・ジョブーブが鑑賞料金を全額負担する「おごり形式」、つまり無料公開となることも話題になっている。(取材・文:岸田智)
映画『鷹の爪7~女王陛下のジョブーブ~』は4月4日~4月10日にTOHOシネマズ日劇ほか、全国にて“おごり”で公開