アカデミー賞司会者に批判の声
先日のアカデミー賞授賞式で司会を務めたコメディエンヌ、エレン・デジェネレスのジョークの一つが、“トランスフォビア”的だったとネットで批判の声が上がっている。トランスフォビアとは、性同一性障害やトランスジェンダーの人に対する差別や嫌悪のことを言うが、視聴者はエレンのライザ・ミネリに対する態度がそれにあたると言っている。
エレンは客席にいたライザに向かって、「こんにちは。ライザ・ミネリのものまねとしては今まで見た中で最高ですね。ミスター、いい出来ですよ」と中身は男性というジョークで笑いを誘った。
しかしツイッターではエレンのコメントに批判が集まり、「ライザに対するエレンの態度は意地悪で気に入らなかった。トランスフォビア的で、不敬だった」「エレンがライザを男呼ばわりしたのを無視してはいけない。エレンはもっと常識があると思っていた。がっかりだ」「あんなことを言ったなんて信じられない」などのツイートが飛び交った。
ただ、67歳のライザ自身はエレンのコメントを何とも思っていないとのこと。「彼女は面白いと思って言ったんでしょう。言った後、間を取らず、『わたしの友達ライザ・ミネリです』と言ったので、ちょっと外したのかもしれませんが、悪気があったとは思っていません。彼女は素晴らしい女性で、とてもいい司会をしていました」とライザはTMZ.comにコメントしている。(BANG Media International)