松田龍平、初の栄冠!最優秀主演男優賞を初受賞!【第37回日本アカデミー賞】
7日、第37回日本アカデミー賞授賞式がグランドプリンスホテル新高輪で行われ、映画『舟を編む』の松田龍平が最優秀主演男優賞を受賞した。『御法度』(第23回)で新人俳優賞、『探偵はBARにいる』(第35回)で優秀助演男優賞に選ばれたことのある松田だが、最優秀賞に輝くのはこれが初めて。また、今年は『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』でも優秀助演男優賞を受賞している。
松田龍平が最優秀主演男優賞!「日本アカデミー賞授賞式」フォトギャラリー
トロフィーを受け取った松田は、「そうですね……えーあのー」と言葉を詰まらせながらも、「大島渚監督の『御法度』で新人賞を頂いて、それからまたこうして主演男優賞を頂けてうれしいです」と喜びのコメント。さらに、4度の優秀主演男優賞を受賞している父・松田優作さんについても言及し、「親父を好きだった人に期待されているなと思うこともありますが、いろいろな方から影響を受けて、その中で自分のやれることを見つけていければと思います」と決意を新たにした。
映画『舟を編む』は、2012年本屋大賞に輝いた三浦しをんの小説を、『川の底からこんにちは』などの石井裕也監督が実写化したドラマ。ある出版社の寄せ集め編集部が気の遠くなるような歳月をかけて辞書作りに挑む姿をユーモラスに描く。松田は、辞書の編さんに没頭する主人公・馬締光也を演じた。
優秀主演男優賞にはほかに『利休にたずねよ』の市川海老蔵、『東京家族』の橋爪功、『そして父になる』の福山雅治、『許されざる者』の渡辺謙が選ばれていた。(編集部・中山雄一朗)