瑛太&龍平「まほろ駅前」最新作、多田便利軒の新事務所内部が明らかに!
実力派俳優・瑛太と松田龍平が共演する人気シリーズ劇場版最新作『まほろ駅前狂騒曲』の撮影現場が先月26日に報道陣に公開され、シリーズ前作のドラマ「まほろ駅前番外地」(2013年1~3月、テレビ東京)の最後で引っ越しをした「多田便利軒」新事務所の内部が明らかになった。
作家・三浦しをんの同名小説を実写化してきた本シリーズは、まほろ市で便利屋を営む多田啓介(瑛太)と中学の同級生・行天春彦(松田)が、曲者たちの厄介な依頼に巻き込まれていくさまを描いたヒューマン・ドラマ。対照的なキャラクターにふんした瑛太と松田が魅せるコンビネーションや名演が光り、1作目の映画『まほろ駅前多田便利軒』(2011)から多くのファンを獲得している。
3作目となる最新作では、行天の子ども・はる(岩崎未来)を預かるハメになった二人が七転八倒する姿や、キッチンまほろの女主人・亜沙子(真木よう子)と多田の恋模様も描かれ、しまいにはバスジャックまで起こる。この日公開されたのは物語の中盤シーンで、プロデューサーいわく「今作でベスト3ぐらいに入るシリアスなシーン」。
多田と行天、はるの生活シーンで、はるが“ぎょうてーん”と愛らしく呼ぶ声が「多田便利軒」の新事務所内に響く。キッチンには一口のガスコンロ、そばにはインスタントラーメンやスナック菓子の入ったかご、ソファの上にはコミック、窓ガラスには「囲碁」の文字……。そんな新事務所に足を踏み入れた初日について、松田は「多田(瑛太)と少し二人だけでいたいなと何となく思っていたら、何も言っていないのに大森(立嗣)監督が察してくれて。さすがって(笑)。テレパシーみたいな」と明かす。
1作目でもメガホンを取った大森監督だが、瑛太も「立さん(大森監督)のことも龍平のことも信頼している」と語り、チームワークの良さをうかがわせた。大森監督は「カメラの横で一番二人の面白いところを見せてもらっている」と撮影を楽しんでいる。クランクアップは3月中旬の予定。未発表の新キャストも気になる本作は今秋、新宿ピカデリーほかにて全国で公開される。(編集部・小松芙未)