中田秀夫監督、緊急渡仏!藤原竜也&山田孝之共演作がワールドプレミア!
藤原竜也と山田孝之が初共演を果たした映画『MONSTERZ モンスターズ』のワールドプレミア上映が現地時間6日夜、開催中の第16回ドーヴィル・アジア映画祭で行われ、中田秀夫監督が舞台あいさつを行った。
フランスのリゾート地・ドーヴィルで今月5日から9日まで行われる同映画祭は、アジア映画のショーケースとして1999年にスタート。作家性の強い監督作品を好むことで知られており、今年は中田監督のトリビュート特集が組まれ、『仄暗い水の底から』と『Chatroom/チャットルーム』が上映された。
中田監督は、仕事の合間を縫って2泊4日の強行軍で渡仏。映画祭最大席数を誇るドーヴィル国際センターでの舞台あいさつでは、同映画祭会長のリオネル・シュシャン氏から「中田が自らのユートピアに帰ってきてくれた」「20年にわたってファンタスティックなジャンル作家として映画界をけん引してきた存在。超常現象や霊、宿命といった題材を扱いながら、俗にいうホラーや血とはかけ離れているんです」と紹介された。
中田監督自身も、「これまでの作品はまだまだ序の口です!」と自信をのぞかせるなど、同作に確かな手応えを感じているようだった。同ワールドプレミア上映には1,000人以上の観客が集結。上映後もなかなか拍手が鳴り止まず、会場は熱気に包まれていた。
同作は、韓国映画『超能力者』を中田秀夫監督が、藤原竜也・山田孝之の共演でリメイクしたサスペンスアクション。他人を思い通りに操作できる男と、その特殊能力が唯一通じない男。二人が出会ったことから始まる激闘と復讐(ふくしゅう)を描く。(編集部・福田麗)
映画『MONSTERZ モンスターズ』は5月30日より全国公開